不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ) 6
『不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ) 6』の内容
『最強』を追う生き方の終わり――
「異能力制限法」により異能力者はすべて社会から管理され、戦う機会が奪われた現代。
俺――冬川朱雀は相棒の小手毬を救うため、『天上』の一員になった。
「『天上』だろうが、悪魔だろうが、なってやるよ!」
それは俺の偽らざる気持ちだった。
俺が『天上』になるという取引をしなければ、小手毬の命が保証されないからだ。
小手毬を救えるのならなんでもよかった。
けれど、癇癪を人にぶつけてしまった時の後味の悪さのようなものが残った。
『天上』になるというのは、つまり、どういうことなのだろうか?
何かを得るということと、何かを失うということは、いつの時代もほぼ同時にやってくる。
『天上』のように浮き世離れした神のような存在たちの一員になるとしたら、よほど多くのものを失わないとイーブンにはならないだろう。
その予想は当たっていた。
俺は今までの生き方を変えなければいけなくなったんだ――。
誰もが幸せになれるなんて幻想だ!
新たな展開をみせる異能力リアルアクション第6弾!
©小学館
不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ) 6について
「不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ) 6」は、小学館が2016年1月15日に発売のライトノベル作品。原作:森田季節(著)。