憂鬱なヴィランズ
『憂鬱なヴィランズ』の内容
この物語を読んだ者は悪に染まる。
「それは憂鬱な結末が描かれた、決して読んではいけない残酷な絵本なんだよ」 『赤ずきん』 の嘘つきオオカミ、 『白雪姫』 のいじわる王妃、 『青髭』 の殺人男爵、彼ら悪役たちは “絵本” を所有した人間に取り憑き、その醜い欲望を剥きだしにする――。消えた親友、女子中学生の連続失踪と、高校生・笠木兼亮の周囲で相次ぐ異変。そして、登校中に発生したバスジャックの最中、彼は “絵本” を回収しているという蒼い目の少女・帯刀月夜と出会う……。
悪役に借り受けた異能力を使い罪を犯す者と、それを阻止する者たちとの壮絶な戦いの幕が上がる。
©小学館
憂鬱なヴィランズについて
「憂鬱なヴィランズ」は、小学館が2012年8月17日に発売のライトノベル作品。原作:きむらだいすけ、カミツキレイニー(著)、キムラダイスケ(イラスト)。