クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』の内容
エンターテインメントを一新した傑作!「戯言シリーズ」
第23回メフィスト賞受賞作
自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかりで、ぼくはそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。まあ、これも言ってみただけの戯言なんだけれど――第23回メフィスト賞受賞作
©講談社
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣いについて
「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」は、講談社が2008年4月30日に発売のライトノベル作品。原作:西尾維新(著)、竹(イラスト)。