キノの旅 the Beautiful World 16
- タイトル
-
キノの旅 the Beautiful World 16
- 著/イラスト
- 出版社
- レーベル
-
電撃文庫
- シリーズ
- 本体価格
-
671円+税
- 発売日
-
2012年10月4日
- ISBN-13
-
9784048869805
- ページ数
-
254ページ
『キノの旅 the Beautiful World 16』の内容
心に残るのは――私達の歴史を作るのは――いつも、いい記憶ばかり。都合の、いい記憶ばかり。
「旅人さんですね?あの国に行こうとしているんですね?でも、不可能です。――絶対に入国なんてできませんよ!」 城壁の前でキノとエルメスが聞いたのは、そんな叫びだった。キノとエルメスは、トラックの間を通り抜けて、一つのテントに案内された。そこは作戦司令室になっていた。大きな机が置かれ、国の地図が置かれ、男達がいた。制服から、軍隊の指揮官や、警察の隊長に見える。鍛え上げられた逞しい男達だが、その顔は一様に晴れない。 「えっと、葬式現場?」 エルメスが、開口一番そんなことを言って、 「それよりもっと悪い」 一人の男が、静かに言い返した。( 「死人達の国」 より)など全10話収録。 『キノの旅』 1年ぶりの新刊。 『フォトの日々』 も収録。
©アスキー・メディアワークス
キノの旅 the Beautiful World 16について
「キノの旅 the Beautiful World 16」は、アスキー・メディアワークスが2012年10月4日に発売のライトノベル作品。原作:時雨沢恵一(著)、黒星紅白(イラスト)。