B.A.D. 12
『B.A.D. 12』の内容
「そう、繭墨あざかと小田桐勤――――――――最後の事件だよ」
「小田桐君、何故、内臓は落下するんだと思う?」
再び内臓落下事件が起きた。
いつかどこかで見た怪異を、繭墨は紅い女の罠だと言い、反撃の切っ掛けになるかもしれないと涼やかに笑った。
最近の繭墨はなんだかいつもの彼女らしくない。
人の死を嗤い、不幸を悦び、惨劇を望む最低で最悪な少女。
それでも僕は彼女の力がなければ生きられず、だからこそ救わねばならないはずだったのに……。
残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第12弾。
©KADOKAWA
B.A.D. 12について
「B.A.D. 12」は、KADOKAWAが2013年12月25日に発売のライトノベル作品。原作:綾里けいし(著)、kona(イラスト)。