B.A.D. 9
『B.A.D. 9』の内容
せめて、知る人間は幸せであれと望む――――たった、それだけのことが。
「嘆こうが悔やもうが、それが君という人間だよ」 チョコレートを囓りながら繭墨あざかは言う。唐繰舞姫の足を奪い、復讐を果たした嵯峨雄介は失踪した。久々津は雄介を殺し、自身の死をもって主を守れなかった償いをするという。この憎悪の連鎖を止めなければいけない。彼が死ねば僕は一生後悔する。久々津の拷問から逃れた僕は、駆けつけた白雪の助けによって雄介の行方をつきとめるが――
残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第9弾!
©エンターブレイン
B.A.D. 9について
「B.A.D. 9」は、エンターブレインが2012年10月27日に発売のライトノベル作品。原作:綾里けいし(著)、kona(イラスト)。