B.A.D. 8
『B.A.D. 8』の内容
「救われますよ…………………………何よりも救われます」
「二人が殺されたからと言って、ボクに困ることは何もない」 繭墨あざかは柔らかな声で断言する。彼女の言葉は理解できるが、怒りは募る。ヒルガオを失った嵯峨雄介は、唐繰舞姫と繭墨あさとを殺すと言い、失踪した。この復讐を止めなければ、今度こそ彼の心は崩壊するだろう。焦りと後悔に苛まれる僕に、繭墨が告げたのは、あさとが座敷牢から抜け出したという最悪な事態の訪れだった――
残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー第8弾!
©エンターブレイン
B.A.D. 8について
「B.A.D. 8」は、エンターブレインが2012年4月27日に発売のライトノベル作品。原作:綾里けいし(著)、kona(イラスト)。