僕は友達が少ない 11
『僕は友達が少ない 11』の内容
心に残る今。
リア充の時間の流れは速い。三年生に進級し、友達や恋人と過ごす充実した日々を駆け抜けて、卒業式の日に小鷹は思う。
結局俺は物語の主人公のような劇的な青春は送れなかった。
恋や友情や家族や夢といったありきたりで切実な問題は、勝手に成長したそれぞれが各自でなんとなく解決したり、解決しないまま時と共に乗り越えた。
だからって、別れが寂しくない理由にはならない。
劇的でないことが大切でない理由にはならない。この涙を止める理由にはならないのだ――。
残念系青春ラブコメ、エピローグ。
この「今」はきっと、いつまでも俺の心に残るだろう。
©KADOKAWA
僕は友達が少ない 11について
「僕は友達が少ない 11」は、KADOKAWAが2015年8月26日に発売のライトノベル作品。原作:平坂読(著)、ブリキ(イラスト)。